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売却は損益を確定すること・難しい売りのタイミング

資産運用において、商品の買い時よりむずかしいのが売り時といわれています。それが資産の一部であっても、売却した時点で、運用の損益を確定してしまうことになるからです。基本的に、ある程度の収益を見込むために、日頃から自分なりに相場を読んでおくこと。そして、目標収益や損切のポイントをある程度決めておくこと。これらの検討材料をもとに、売りのタイミングを想定することが大事です。
しかし、ここで改めて考える必要があるのは、どのような時に運用資産を売却しなくてはならないかという点。たとえば急に家族が病気になって、まとまったお金が必要になった場合は、時期を選ばず即売却せざるをえない状況になるかもしれません。本来、資産運用の目的は、自分たちの将来に備えて、生活資金以外のものにあてるべきです。
そうはいっても、人間いつ何が起きるかわかりません。結局、資産売却は当初の予定通りに実行できるとは限らず、急を要する選択を迫られれば、損失が出ても致し方ない。それに資金をあてなくてはならない時もあるのです。また、企業の経営悪化によって、保有する株式や社債の価値が損なわれる場合、売却したほうがいいケースも出てきます。
こうして考えてみると、運用資産の売り時は、それを換金して使う必要のある時ともいえます。つまり、売り時は個人の判断にゆだねられる部分が大きいということ。これを十分に認識しておくようにしましょう。