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投資につきまとうリスク(損失)と嬉しいリターン(収益)

「リスク」はいうまでもなく、金融商品に関する「危険性、損害のおそれ」のこと。ただし、資産運用にあてはめて考えると、「自分の目指す収益を最大限得ようとするには、ある種の危険性を意識したうえで、商品を選び運用していく」といったニュアンスが適切ではないでしょうか。各金融商品には大なり小なりリスクがあります。望むべき結果を得るためにはリスクの性格や特徴を知り、自分なりにリスクとの付き合い方を思案することです。
基本的に金融商品のリスクは、大きく次の4つに分けられます。まず、相場の変動によって損失が出る可能性を「価格変動リスク」。この価格変動リスクの中で、外国為替相場の変動によって損失が出る可能性を「為替変動リスク」。預金先の金融機関や社債、株式の発行体である企業の経営悪化、破たんによる損失可能性を「信用リスク」。必要な時にすぐ換金、売却できない可能性を「流動性リスク」と呼びます。
そして、金融商品の収益を表す「リターン」は、これらの「リスク」と切っても切れない関係。リスクが大きければリターンは高く(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さければリターンは低い(ローリスク・ローリターン)となるわけです。ただし、この2つの関係はその時の状況次第で変化する場合もあります。
たとえば、一般的にリスクの低いといわれている普通預金や定期預金。もし、物価が大幅に上昇し、インフレになった場合は資産価値自体が目減りすることになります。また、株式投資を短期で運用した場合、価格変動リスクに大きくさらされますが、長期で運用すると、こうした価格変動の揺れが穏やかに。投資した企業の基礎体力が反映される形でリターンが安定化傾向になるのです。